2009/11/07

不思議な体験

ある日僕はデザインの展示会に来ていました。
それは、僕が前バイトで働かさせてもらってた事務所の
発表会のようなところで、普通の仕事以外にも
コンセプトモデル的なコンペとかに出すような
アドバンスデザインのパネルもありました。
その中のパネルの1枚、新しいデジカメのデザインを見ながら
僕はいたく感心していました。
「さすがプロだなー」
「アイディアも面白いし、パネルが分かりやすい」
「ちょっとしか書いてない文字で全て言い尽くしてる」

やっぱり僕みたいな学生とプロはレベルが違うなぁと思った所で目が覚めました。
そうです。全部夢でした。でもでも。
全部覚えてました。パネルのデザインやアイディア、書いてあった文章まで。
もう起きてすぐ全部ネタ帳に書き写しました。

しかし不思議なのは、自分ではできないレベルだなーっと思っていたものが
実は全部自分の頭の中で作られたものだと言う事です。
しかも寝ながら!一晩で!

実は同じような経験が以前にもありました。
高校の友達で、「ギャグ百連発やってよ」っていうと、
「いいよ」っていってその場でできるっていう特殊能力を持ってるやつがいるんですけど
そいつがいつもみたいにギャグ百連発やっててめっちゃ笑ってたら
それも夢だったという。
しかも結構面白かった。
つまり自分がギャグを百個考えていたということです!寝ながら!

何が言いたいかって言うと、人は知らず知らずのうちに自分の限界を意識しまっているけど、
それが「あの人ならこういう時何て言うんだろう」とか「どうするんだろう」って
想像する事によって、自分では絶対に出てこないと思うような発想や能力を出せるんじゃないかなって仮説。

展示会の夢でもギャグ百連発の夢でも、作ってる人はよく知っている人だったので、その人を具体的にイメージすることでその人の能力を自分の中で作る事ができたんじゃないかと。

ここで新しいデザイン手法が思いつきました。その名も
「ユーザーのペルソナだけではなく、デザイナーのペルソナも作る。」
例えば「カスティリオーニだったらこの課題どう解決するかな〜」とか考える事で
カスティリオーニの能力を借りるという手法。デザイナーのペルソナは複数でも可。

来年の山崎先生の授業で試してみようかな〜。

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