2009/04/27

びっくりしたこと

なんと高校の友達がメジャーデビューしました!いやすごい!
a flood of circleというバンドのボーカルで、着歌とか1位取ったり、雑誌出てたり、かなり人気あるみたいです。普通にタワレコでコーナーが作られていました。唖然。
物腰柔らかくて、カラオケとサッカーのドリブルが上手なやつでした。ほんとに頑張ってほしいです。

2009/04/25

建築プレゼンの掟10

ぼくは本を読むのが好きでいろいろ読んだりしているので、おすすめの本なんかをこれからちょいちょい載せていきたいと思います。
第一回は「建築プレゼンの掟」です。
この本は10人の建築家・デザイナーのプレゼンボードがそのまま載っています。コンペに出すパネルやポートフォリオ作りに役立ちそうです。
また、プレゼンに対する巨匠達の考え方が食い違ったりしてるのもとてもおもしろいです。

2009/04/18

4/17感性工学特論

大学院に入って約一週間が経ちました。
大学院てほとんど授業ないのかと思ってたら意外と多くてびっくりしました。しかし、4年の頃はほとんど授業なかったので、久しぶりに受ける授業はとても楽しく、しかも他のゼミの先生の話なんて聞く機会が久しくなかったのでなんだか新鮮です。

という訳で今日から、面白かった授業の面白いと思った部分を自分の為にもブログに残していきたいと思います。難しくて自分のキャパを超えてしまったり、たまたま疲れていて居眠りしちゃったら書かないぐらいの気楽な感じで行きたいと思います。さらに、ここに書くのはあくまで自分の解釈した内容なので、全然的外れとかだったら言って下さい。

第一回目は佐藤先生の授業。

・産業パラダイムの転換
大量生産大量消費、効率、合理性、一方向型の情報、消費、所有、購買の欲求
        ↓
感性、美、豊かさ、楽しみ、個人、対話型の情報、幸福の共有の探求
にパラダイムは移行している。それを起こしているのは情報化社会である。
メモ:必ずしもハードウェアなものを作って売らなくていい。

・学校で教えてくれない重要な事。「品質」と「コスト」
第一次品質 機能、性能         →当たり前品質
第二次品質 スタイリング、快適性    →感性品質
第三次品質 ネーミング、ブランド    →感性品質
メモ:山崎先生のいつも言っている「当たり前の提供価値」「魅力的な提供価値」の話と似ている。第三次はまさにブランドエクスペリエンス。
メモ:ブランドイメージの管理も品質管理の一部

・感性工学って何するの?
人間の感性  →  デザイン
感性の診断  ←  デザインアイディア
上の矢印の部分を考えること。
メモ:矢印はデザインの手法、方法論を作る事と、評価の手法を作ることと考えられるかもしれない。修士の研究で新しいデザイン研究をするときに役立ちそうな話。

・学問としての話
工学や科学に求められるもの
 再現性(何度やっても同じ結果になる)
 線形性(数字で扱える。1+1=2)
 独立性(最小単位に分解して扱える)
 一意性(ぼーっとしてた!)
 普遍性(変わらないこと)
 客観性(人によって変わらない)
それに対して感性データは
 低再現性(人はいつも同じ事はしない)
 非線形性(人の気持ちは数字で計れない)
 要素間の交互作用
 多義性(曖昧さ)
 状況依存性、一回性
 主観性

という感じです。これからも自分の興味あるとこだけ書いていきます。

2009/04/17

タイポグラフィー


山崎研4月の勉強会、第3回目は原田先生のタイポグラフィーの勉強。
原田先生にはちょうど去年の今頃に勉強会をしてもらい、その時書体に関する質問がかなり盛り上がった事から今回の運びになったと勝手に予想。

講義は前半と後半で、文字と配置について原田先生が説明し、間に手を動かすワークショップが入りました。

ワークショップでは「あ」「ア」「亜」をそれぞれ明朝とゴシックで「a」「A」をセリフ体とサンセリフ体で、記憶をたよりにレタリングするというものでした。普段いかに自分が書体の細かいデザインを見てないか痛感しました。

メモ
・書体の前に言葉自体も表現の一部。まず相手に届く言葉を選ぶ。
・目的にあった書体を選ぶ。
・色々な書体をいっぺんに使わない。ファミリー内で完結させる。
・文字デザインのゴールは「可読性の探求」
・認知に沿ったレイアウトの4つのポイント「整列」「近接」「対比」「反復」
・人に見せるスケッチを書こう。
・ルールに基づいた文字組

書体についてのメモ
・Gill sun イギリス生まれ
・Helvechica グリッドで組んだ時きれいなグレーボックスになる。
・Frutiger 良く使われている。ヘルベチカより少し遊びがある。
・Stone sans デジタル時代の新しい書体。
・Optima 企業ロゴによく使われている。
・平成明朝 スタンダードな書体。ディスプレイ上での可読性を追求。
・ヒラギノ明朝 筆のニュアンスを強く残している。
・小塚明朝 本文向き
・他にもありましたがメモ取れませんでした。

2009/04/15

大阪・京都旅行

3月の最後まで全く休めなかったので4月になってから旅行に行ってきました。大阪・京都。

なんと!大阪ではお好み焼きはこの状態で出てきます!東京で食べるのより卵の割合が多い感じでおいしかったです。楽だし素晴らしい。

アメリカ村。いやー…カルチャーショック。


ずっと行きたかった東福寺に行ってきました!タイプの違う庭が四方にあり、人も少ないしとても素晴らしい所です。一番見たかったのは写真のチェックのようにコケと石が並んでいる庭。キレイだなー。このデザインは実は卒研に少し使わせてもらいました。

入り口の看板。日本語はどういう意味か分からない。中国語は読めない。英語を読んでやっと分かる。やはり日本人は曖昧なものが好きだなー。

出ました!凶!あんまり気にしないからいっか。

2009/04/13

NEXT COOL JAPAN

少し前ですが、表題のコンペで同じ山崎研の友達の青木君が審査員賞を受賞しました。
青木君はフォト部でも同じで、ほとんどの時間を一緒に頑張って来た仲間なので自分の事のように嬉しかったです。
僕はというと、実は一次審査通過の知らせは来たものの最終審査で落ちてしまったようです。
なんかこのパターンは前にもあったような…
このときに提出したパネルは空気を読んだのかパソコンから姿を消してしまいました。

でも個人的には二人とも山崎先生の授業で作った作品がベースになっているってのが嬉しかったです。

2009/04/12

留学

ちょっと前ですが、交換留学生の学内選考をパスし、正式に留学できることが決まりました!
高校生ぐらいからずっと言ってたので昔からの友達は「まだ行かないのかよ」と思ってたかも知れないですがいよいよ行きます。
場所はフランスのコンピエーニュ工科大学です。1年間行ってきます。
合格通知書もらった時は普通に卒業証書よりも嬉しかったです。

言葉も何もかも準備不足で、これからいろいろ大変そうですが頑張りたいと思います。

勉強会



4月の山崎研は週1で外部のデザイナーさんを招いて勉強会が行われています。今までも勉強会はありましたが大体月1ぐらいでした。

今月は「グラフィックデザインの基礎」を学びます。2回目の今回はグラフィックデザイナーの竹内さんが登場し、ポスターを題材にレイアウトの基礎を教えてもらいました。(写真1枚目)

この勉強会は事前に「オープンラボのポスターを文字だけで構成して作る」という課題が出ており、おのおの自分のポスターを作ってきました。最初から一人一人見て行くのかと思いきや、竹内さんが「実は僕も学生になったつもりで作ってきました」と自分の作ってきたポスターとそのプロセスを丁寧に説明してくれました。(写真2枚目)

あまりの職人技に目からウロコで脱帽しっぱなしでした。それと同時に全ての学生が自分のポスターを出しにくくなりました。以下が説明してくれたポスター作りのプロセス。


1.前提理解
ポスターの目的/意図を理解する。構成要素の分解、重要度の設定。
メモ:情報にプライオリティーをつける。何がしたいか考える。学外展のDM、ポスター作りの時、原田先生に言われた事と全く同じでした。

2.レイアウトイメージ(ビジュアルイメージ)
どのようなビジュアルにするのか検討。今回は文字のみ。

3.目標の設定
タイトルの文字組みを使ってイベントのビジュアルアイデンティティ(タイトルロゴ)を作る。その他の文字要素は情報伝達の機能を重視してレイアウトする。
メモ:ロゴを作る事で統一した印象を作り易い。これは全く頭にありませんでした。目からウロコです。学外展の時は偶然にも斜めにする事でアイデンティティになっていた?

4.タイトル文字の構成
タイトルに使うベースの書体を組んで検討。イベントの性質、目的等から考える。今回はヘルベチカを選択。
メモ:ただ組んだだけのこの時点で既にかっこいい。

5.ロゴにする(ない場合もある)
ヘルベチカの全ての角を丸め、固い印象を緩和。
「SMILE」の部分を不揃いにする事でタイトルの内容通り、少し楽しい感じを出した。
唯一の日本語である「オープンラボ」の部分を明朝にすることで、変化をつけ見え易くした。
メモ:まさに職人技。人に与える印象や情報の干渉を匠にコントロール。このロゴがどこに展開されたら面白いか考えながら作るとよいらしい。(Tシャツ、パンフ等)

6.全体の構成
ロゴ以外の情報をレイアウト。

7.完成
メモ:色を使ったり、大きさを変えることで情報の干渉をさける。

2009/04/10

外部展写真



ようやく学外展の写真をアップしました。
前回の投稿は完全ウソでした。ごめんなさい。

学外展の展示プロジェクトは本当に大学4年間で一番勉強になりました。
今まではいくら産学でプロジェクトと言っても「デザインする事」だけは確実に保証されている中でやっていました。
これは違いました。
関係ないと思っていた先生に「学生主体でやるイベントじゃないから君たちはやらなくていいから。」と割と後半に言われたりしました。

これは学科主体のイベントであり、学生が4年間の集大成をぶつけるイベントではなかったのです。そんな中でも、「いいアイディアがあるんですけど」と徐々に自分たちのやりたい事をやって行く、頼まれてもないのにやって、自分たちのデザインするフィールドを広げていくというやり方を山崎先生のおかげで学ぶ事ができました。山崎先生はこの辺りが非常に匠だと思いました。一番敵になりそうな人から味方にしていくというか…あんまり書くと怒られそうなのでやめときます。

それとは別に、ターゲットは確かにお客さんだけど、このプロジェクトに関わる全ての人(ステークホルダーと呼ぶらしい)が幸せになるデザインをしなくてはいけないと思いました。
ステークホルダーは学外展自体に反対してる先生、賛成してる先生、賛成しているからこそヘタな事をしてほしくない先生、ギャラリーを愛しているオーナー、学外展に出品する仲間、来年こそ任せたい後輩、学外展自体をデザインしている僕らのチーム等。まさに色々な人の思いが絡み合ってごちゃごちゃしています。このごちゃごちゃを解いて、みんなを納得させて進まないとプロジェクトはどこかで破綻してしまいます。自分のエゴに任したデザインをしても誰も幸せになりません。それは妥協とは別の話だと分かりました。この場面での説得力こそデザイン力にかかっていました。

そうして今、思い返してみるとあれは成功だったのか失敗だったのか。大体誰の評価が正しいのか。分かりませんが、人はあまり来なかったなぁ…。分からなくてたまにもやもやした気持ちになるけどなんだか心に深く、きっと一生残るでしょう。
うちの学科がこれからどんどん良くなるといいです。