2009/04/12

勉強会



4月の山崎研は週1で外部のデザイナーさんを招いて勉強会が行われています。今までも勉強会はありましたが大体月1ぐらいでした。

今月は「グラフィックデザインの基礎」を学びます。2回目の今回はグラフィックデザイナーの竹内さんが登場し、ポスターを題材にレイアウトの基礎を教えてもらいました。(写真1枚目)

この勉強会は事前に「オープンラボのポスターを文字だけで構成して作る」という課題が出ており、おのおの自分のポスターを作ってきました。最初から一人一人見て行くのかと思いきや、竹内さんが「実は僕も学生になったつもりで作ってきました」と自分の作ってきたポスターとそのプロセスを丁寧に説明してくれました。(写真2枚目)

あまりの職人技に目からウロコで脱帽しっぱなしでした。それと同時に全ての学生が自分のポスターを出しにくくなりました。以下が説明してくれたポスター作りのプロセス。


1.前提理解
ポスターの目的/意図を理解する。構成要素の分解、重要度の設定。
メモ:情報にプライオリティーをつける。何がしたいか考える。学外展のDM、ポスター作りの時、原田先生に言われた事と全く同じでした。

2.レイアウトイメージ(ビジュアルイメージ)
どのようなビジュアルにするのか検討。今回は文字のみ。

3.目標の設定
タイトルの文字組みを使ってイベントのビジュアルアイデンティティ(タイトルロゴ)を作る。その他の文字要素は情報伝達の機能を重視してレイアウトする。
メモ:ロゴを作る事で統一した印象を作り易い。これは全く頭にありませんでした。目からウロコです。学外展の時は偶然にも斜めにする事でアイデンティティになっていた?

4.タイトル文字の構成
タイトルに使うベースの書体を組んで検討。イベントの性質、目的等から考える。今回はヘルベチカを選択。
メモ:ただ組んだだけのこの時点で既にかっこいい。

5.ロゴにする(ない場合もある)
ヘルベチカの全ての角を丸め、固い印象を緩和。
「SMILE」の部分を不揃いにする事でタイトルの内容通り、少し楽しい感じを出した。
唯一の日本語である「オープンラボ」の部分を明朝にすることで、変化をつけ見え易くした。
メモ:まさに職人技。人に与える印象や情報の干渉を匠にコントロール。このロゴがどこに展開されたら面白いか考えながら作るとよいらしい。(Tシャツ、パンフ等)

6.全体の構成
ロゴ以外の情報をレイアウト。

7.完成
メモ:色を使ったり、大きさを変えることで情報の干渉をさける。

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