2009/04/10

外部展写真



ようやく学外展の写真をアップしました。
前回の投稿は完全ウソでした。ごめんなさい。

学外展の展示プロジェクトは本当に大学4年間で一番勉強になりました。
今まではいくら産学でプロジェクトと言っても「デザインする事」だけは確実に保証されている中でやっていました。
これは違いました。
関係ないと思っていた先生に「学生主体でやるイベントじゃないから君たちはやらなくていいから。」と割と後半に言われたりしました。

これは学科主体のイベントであり、学生が4年間の集大成をぶつけるイベントではなかったのです。そんな中でも、「いいアイディアがあるんですけど」と徐々に自分たちのやりたい事をやって行く、頼まれてもないのにやって、自分たちのデザインするフィールドを広げていくというやり方を山崎先生のおかげで学ぶ事ができました。山崎先生はこの辺りが非常に匠だと思いました。一番敵になりそうな人から味方にしていくというか…あんまり書くと怒られそうなのでやめときます。

それとは別に、ターゲットは確かにお客さんだけど、このプロジェクトに関わる全ての人(ステークホルダーと呼ぶらしい)が幸せになるデザインをしなくてはいけないと思いました。
ステークホルダーは学外展自体に反対してる先生、賛成してる先生、賛成しているからこそヘタな事をしてほしくない先生、ギャラリーを愛しているオーナー、学外展に出品する仲間、来年こそ任せたい後輩、学外展自体をデザインしている僕らのチーム等。まさに色々な人の思いが絡み合ってごちゃごちゃしています。このごちゃごちゃを解いて、みんなを納得させて進まないとプロジェクトはどこかで破綻してしまいます。自分のエゴに任したデザインをしても誰も幸せになりません。それは妥協とは別の話だと分かりました。この場面での説得力こそデザイン力にかかっていました。

そうして今、思い返してみるとあれは成功だったのか失敗だったのか。大体誰の評価が正しいのか。分かりませんが、人はあまり来なかったなぁ…。分からなくてたまにもやもやした気持ちになるけどなんだか心に深く、きっと一生残るでしょう。
うちの学科がこれからどんどん良くなるといいです。

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